[子ども・被災者支援法って何?] [ご意見投稿フォーム]


ブログ運営:「子ども・被災者支援法」発議者の1人、川田龍平参議院議員事務所

2012年7月9日月曜日

子ども・被災者支援法って何?


Q:「『子ども・被災者支援法』が成立したって聞くけど、どういう法律なの?」

A:「原発事故で生活をめちゃくちゃにされた人たちを助ける法律なんだ。たとえば、放射線の量が高い所から自主的に避難した人へ支援すること。被災した子どもや胎児の健康診断を一生して、医療費を無料にしたり減額したりすること。食べ物から放射性物質を取り込まないようにしっかり食品の検査をすること。各地区の放射能による汚染状況を調査し公表すること。特に除染は子どもや妊婦がいる所を徹底する、といった内容が盛り込まれた、はじめての原発被災者を支援する法律なんだ。」

Q:「すごいね。ぼくの友だちが避難しているんだけど、友だちはどういう支援が受けられるの?」

A:「実は、それはこれから具体的に決めていくんだ。」

Q:「え、法律ができたのに、何するか全然決まってないの? そんなの無責任じゃないか。」

A:「違うんだ。政府が震災後にやってきたことってあまり信用できないよね? しかも実際に被災した人に役だってないものが多いよね。だから、被害を受けた人たちの意見が反映できるようになっているんだ。」

Q:「実際には、どうやって決まっていくの?」

A:「政府がこの法律の『基本方針』をつくるって法律には書いてある。基本方針というのは、この法律に書いてあるいろんな支援を具体的にどうやっていくかという計画を立てたり、誰をどこまで支援するかっていう基準を決めたりすることなんだ。法律には被災者の意見を反映して支援策の決定がガラス張りじゃなきゃいけないって書いてある。だから、きみたちの声を法律をつくった人たちに伝えて、政府に方針をつくってもらわなきゃいけないよ。」

Q:「どうすればぼくらの声を伝えられるの?」

A:「このブログにあるフォームに書き込めば、伝えられるんだよ」

Q:「そうなんだ、簡単だね。でもぼくたちの声を国が本当に聞いてくれるのかなあ。」

A:「この法律をつくった国会議員たちが、きちんと政府に伝えてくれるんだよ。」

Q:「それなら安心だね。じゃあ、みんなで、今困っていることをどんどん書き込んでいこう!」


Q:「ところで、よく法律をみると、ほとんどの支援は『支援対象地域』にしかされないんだね。でも『支援対象地域』って何?」

A:「『その地域における放射線量が政府による避難に係る指示が行われるべき基準を下回っているが一定の基準以上である地域』って法律には書いてあるよ。」

Q:「まわりくどくて分かりにくいね。結局ぼくが住んでる所はそこに入るの?」

A:「それをこれから決めていくんだ。国が避難を決めるのは、年間20ミリシーベルトなんだけど、福島のお母さんたちや子どもたちを支援している人たちは年間1ミリシーベルト以下にすべきだと言っているよ。いずれにしても、国が避難指示しているより広くなるはずで、今まで自主避難となっていた人にも適用されていく可能性があるんだ。」

Q:「具体的にはどう決めていくの?」

A:「これもさっきと同じで、政府がつくる『基本方針』に書かれるんだ。そして、毎年見直しが行われるんだ。だから、少しでも多くの人が助かるように、いっぱいこのサイトに声を集めよう。」


「支援対象地域で適用される」
1.医療を充実させること
2.子どもの勉強について(補習や屋外での運動)
3.食べものの安全性(学校給食の検査)
4.放射線量低減の取り組み支援
5.被災地の子どものリフレッシュキャンプ
6.家族と離れて暮らす子どもの支援
7.避難する際の移動、移動先の住宅確保、子どもの学習、仕事、避難手続の支援
 (支援対象地域外に避難した人が元の地域に戻る際の移動、住宅確保、仕事、帰還手続の支援)

「日本中どこでも適用される」
1.低線量被ばくの健康影響の調査・技術開発、医療や調査研究の人材育成、国際的連携
2.放射線や被災者支援施策についての、学校や社会における教育

1 件のコメント:

gene さんのコメント...

4.放射線量低減の取り組み支援
この支援は除染作業が主であると理解しています。除染作業は除染ガイドラインがはっぴ用されていますが、基本的な問題点が有ります。
ガイドラインには作業方法が書かれていますが、低減目標が有りません。目標が無いので除染作業を請け負う人は、作業をすれば報酬が得られることに成り、低減は2次的になり、間違えると作業で拡散することも起きています。
例えば、除染作業を行っている地域は放射能度が高く成るのが、一般的です。
除染作業に低減目標値を入れてください。